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【獣医師インタビュー】動物としっかり向き合い、自分らしく成長できる職場|姉ヶ崎どうぶつ病院で過ごした3年間を振り返って

インタビュー:武田先生(元・姉ヶ崎どうぶつ病院勤務/獣医師)

チーム医療を大切にする姉ヶ崎どうぶつ病院では、獣医師一人ひとりの成長や主体性を尊重しながら、動物と飼い主様に真摯に向き合う診療を行っています。

今回は、3年間にわたり当院で勤務された獣医師の武田先生に、診療現場での学びややりがい、働く環境について伺いました。

■目次
1.プロフィール
2.獣医師を志したきっかけと、内科への関心
3.愛猫と過ごすリフレッシュの時間
4.新卒でも安心して学べるサポート体制
5.実践から学ぶ日々と、選択肢を尊重する治療提案
6.チームで支える診療の現場で感じたこと
7.忙しさの中にもある、大きなやりがい
8.気持ちの切り替え方と、振り返りの時間
9.これからのキャリアと、広がる可能性
10.自分のペースで成長したい人にぴったりの環境
11.最後に|「動物第一」の姿勢と成長できる環境

 

プロフィール

大学卒業後、新卒で姉ヶ崎どうぶつ病院に入職。3年間の勤務を経て、現在は一度病院を退職し、キャリアアップを目指して幅広い分野の獣医療を勉強中。

 

獣医師を志したきっかけと、内科への関心

インタビュアー:まずは、獣医師を目指されたきっかけを教えていただけますか?

武田先生:小さい頃から動物が好きだったのですが、本格的に獣医師を意識したのは高校3年の進路を考えた時期でした。「動物に関わる仕事がしたい」と思い、獣医師を目指すことにしました。
大学卒業後に姉ヶ崎どうぶつ病院に入職し、3年間勤務しました。

インタビュアー:消化器内科に興味を持たれたのは、やはり現場での経験からですか?

武田先生:特別なきっかけがあったわけではないのですが、実際に診療を重ねるうちに、自然と惹かれていきました。
内科は、検査結果をもとに仮説を立てて治療方針を組み立てるプロセスが特徴的で、その一つひとつがとても面白く感じました。治療が功を奏して動物が元気になっていく姿を見ると、「この仕事をやっていてよかった」と心から思います。

 

愛猫と過ごすリフレッシュの時間

インタビュアー:リフレッシュ方法や、プライベートの過ごし方についてもぜひ教えてください。猫と過ごす時間が癒しだと伺いました。

武田先生:はい、大学時代から一緒に暮らしている猫がいるんですが、その子との時間が何よりの癒しです。もともと大学の構内にいた野良猫を、寒くなる前に保護したのがきっかけでした。
気まぐれな性格なんですけど、ふとしたときにそばに来てくれたり、甘えてくれたりするのが本当に可愛くて。日々の疲れもふっと軽くなりますね。

 

新卒でも安心して学べるサポート体制

インタビュアー:新卒でのご入職とのことですが、実際に働きはじめてみて、どのような印象を持たれましたか? また、研修やサポート体制についても教えてください。

武田先生:新卒入社ということもあり、臨床経験がまったくない状態でのスタートだったので、不安は大きかったです。でも、先輩獣医師や看護師、受付のスタッフの方々が本当に丁寧に支えてくださいました。

最初の頃は、ぬいぐるみを使った診察練習や、スタッフが飼い主様役になってやり取りを練習するなど、実際の診療に入る前にしっかり準備できる時間がありました。段階を踏んで少しずつ慣れていけたので、とても心強かったです。

 

実践から学ぶ日々と、選択肢を尊重する治療提案

インタビュアー:診療に必要な知識や考え方は、どのように身につけていかれたのですか? 日々の中で意識していたことがあれば教えてください。

武田先生:やはり一番の学びは、実際に経験することでした。診療の中で起きる一つひとつの出来事が、自分の引き出しになっていったと思います。
それに加えて、院内に置かれていた雑誌を読んだり、無料のウェブセミナーを活用したり、姉ヶ崎どうぶつ病院が開催していた麻酔のセミナーなどにも参加して、知識の幅を広げていきました。

インタビュアー:治療方針を提案する際には、どんなことを大切にされていましたか?

武田先生:飼い主様には、積極的な治療案だけでなく、より穏やかな選択肢や中間的な治療方針も含めて、複数の選択肢をお伝えするようにしました。
それは香苗先生からの教えでもあって、「すべての治療にメリットとデメリットがある。それをしっかり説明したうえで、最終的にはご家族に選んでいただくことが大切」という考え方が病院全体に根付いていました。

インタビュアー: 飼い主様の考えや希望に、丁寧に寄り添っていく姿勢ですね。

武田先生: そうですね。積極的な治療を望む方もいれば、できるだけ負担の少ない方法を希望される方もいらっしゃいます。その方の考えや生活スタイルに合った治療を一緒に考えていくことが大事だと思っています。

インタビュアー: 納得のいく治療選択を、共に考えていく姿勢が伝わってきます。

武田先生: はい。すべての治療にはよい面とリスクがあるので、それを誠実に説明したうえで、ご家族が納得して選べるようにするのが理想だと思っています。

 

チームで支える診療の現場で感じたこと

インタビュアー:姉ヶ崎どうぶつ病院の大きな特徴である「チーム医療」。実際に働く中で、それを実感した場面はありましたか?

武田先生:はい、日々の診療の中で自然と感じていました。獣医師、看護師、トリマー、受付など、職種の垣根を感じることなく、日常的にコミュニケーションが取れていました。
たとえば、トリマーさんがトリミング中に小さな異変に気づいて、すぐに教えてくれたこともありました。そうした気づきが診療に活かされることも多く、「一人ではなく、チームで動物を支えているんだ」と実感できる職場でした。

 

忙しさの中にもある、大きなやりがい

インタビュアー:忙しい日々の中でも、「この仕事をしていてよかった」と思える瞬間があると思います。印象的なエピソードがあれば教えてください。

武田先生:一番やりがいを感じるのは、やはり治療によって動物が元気になってくれたときです。特に、入院中で食欲もなくぐったりしていた子が、少しずつ回復して元気に退院できたときには、本当に安心しますし、心から「よかった」と思えます。
また、以前診察した飼い主様が「また診てもらいたい」とご指名くださることもあって、それはとても嬉しいですし、大きな励みになります。

 

気持ちの切り替え方と、振り返りの時間

インタビュアー:診療の中では、うまくいかずに落ち込んでしまうこともあると思います。そういうとき、どのように気持ちを切り替えていたのでしょうか?

武田先生:正直、落ち込むこともあります。でも、美味しいものを食べてぐっすり寝ると、少しずつ気持ちも前向きになっていきます(笑)。
それから、院内には相談しやすい雰囲気があるので、何かあったときには香苗先生に報告して、一緒に振り返りをさせてもらうこともありました。「何がよくなかったのか」「次はどうしたらいいか」を考える時間があることで、次に活かすことができました。

 

これからのキャリアと、広がる可能性

インタビュアー:今後のキャリアについてや、関心のある分野があれば教えてください。

武田先生:まだ明確な目標が定まっているわけではありませんが、これから自分に合った分野を見つけて、じっくり深めていきたいと考えています。
今のところは、猫や内科分野に関心がありますが、今後さまざまな症例に触れていく中で、興味の方向が変わっていく可能性もあると思っています。柔軟に視野を広げながら、自分らしい道を見つけていきたいです。

 

自分のペースで成長したい人にぴったりの環境

インタビュアー:姉ヶ崎どうぶつ病院はどんな方に合う職場だと思いますか?

武田先生:忙しいときもありますが、自分のペースでじっくりと成長していきたい方にはとても合っていると思います。
一人ひとりの希望や成長段階に合わせて、無理なく診療に取り組める環境がありますし、院内には専門外来もあるので、興味のある分野を深めたいという方にとっても、学びの機会がしっかり用意されていると感じました。

 

最後に|「動物第一」の姿勢と成長できる環境

インタビュアー:最後の質問です。武田先生にとって、姉ヶ崎どうぶつ病院を一言で表すと、どんな病院でしたか?

武田先生: 「動物第一」に真剣に向き合う姿勢と、多職種のスタッフがしっかり連携し合うチームの風土がある病院だと思います。忙しい中でも、自分のペースを大切にしながら着実に成長できる環境が整っていました。

インタビュアー: なるほど。まさにチーム医療の現場で、ご自身の力をじっくり育ててこられたんですね。
本日は、これから姉ヶ崎どうぶつ病院で働くことを検討している方にとって、とても参考になるお話をありがとうございました!

 

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