外来診療から入院管理、手術のサポートまで幅広く携わり、姉ヶ崎どうぶつ病院の診療の中心を支えている木村先生。
1日に20〜30件ほどの外来診療を担当し、さまざまな症例に向き合う中で、日々着実に判断力と技術を磨いてきました。現在は部門長として後輩育成にも携わり、診療と教育の両面から病院を支える存在です。
今回は、姉ヶ崎どうぶつ病院を選んだ理由や、忙しい診療現場で大切にしている姿勢、そして今後目指していきたい獣医師像についてお話を伺いました。

■目次
1.プロフィール
2.姉ヶ崎どうぶつ病院を選んだ理由
3.現在の役割と診療ボリューム
4.診療の中で感じるやりがい
5.メリハリのある職場の雰囲気
6.医療体制の強み
7.部門長として後輩に伝えていること
8.目指している獣医師像
プロフィール
木村先生(獣医師/入職8年目)
山口大学卒業後、愛知県の動物病院で診療経験を積み、その後姉ヶ崎どうぶつ病院へ入職。現在は外来診療・検査・手術など幅広い診療に携わっている。
姉ヶ崎どうぶつ病院を選んだ理由
インタビュアー:転職先として姉ヶ崎どうぶつ病院を選ばれた理由を教えてください。
木村先生:まず魅力を感じたのは、CTをはじめとした検査設備が整っており、より正確な診断が行える環境だったことです。設備が充実していることで、診療の幅が広がると感じました。
もう一つは、院内で獣医療雑誌を定期購読するなど、学び続ける文化がしっかり根づいていたことです。「自然と知識を積み重ねていける環境がある」と感じられたことが、入職の決め手になりました。
現在の役割と診療ボリューム

インタビュアー:現在はどのような業務を担当されていますか?
木村先生:外来診療は、1日20〜30件ほど担当しています。また、手術は月に8件前後関わることが多いですね。
インタビュアー:かなり多忙な日々だと思います。
木村先生:確かに楽ではありませんが、その分だけ経験できる症例の幅が広く、学びの多い環境だと感じています。診察、入院管理、手術補助と、1日の中で多くの判断が求められるため、自然と診療の引き出しが増えていく実感があります。
診療の中で感じるやりがい
インタビュアー:どのような瞬間に、やりがいを感じますか?
木村先生:やはり、治療の結果動物が元気になってくれたときは、本当に嬉しいですね。
ただ、すべての症例が理想通りに進むわけではありません。残念ながら亡くなってしまうケースもあります。だからこそ、どんな状況でも、飼い主様が納得したうえで選択できるようにサポートすることを大切にしています。
治療には必ずメリットとデメリットがあります。それを丁寧にお伝えし、飼い主様と一緒に考えながら進められたときには、大きなやりがいを感じます。
メリハリのある職場の雰囲気

インタビュアー:姉ヶ崎どうぶつ病院の雰囲気について教えてください。
木村先生:とてもメリハリのある職場だと思います。仕事中は「どうすれば時間内に終えられるか」「どう効率よく動くか」を全員が意識し、集中して業務に取り組んでいます。
一方で、休憩時間になると一気に空気が和らぎ、談笑も多く、仕事の緊張感を引きずらない雰囲気があります。
インタビュアー:忙しい時間帯で意識していることはありますか?
木村先生:姉ヶ崎どうぶつ病院では「忙しいときほど丁寧に」という考え方を大切にしています。
確認を省かないこと、声かけをいつも以上に意識すること、焦らず一つずつ確実に対応すること。診療が立て込むと焦りが出やすいのですが、忙しさで確認を飛ばしてしまうと、結果的に後からリカバリーが必要になり、全体の流れが悪くなってしまいます。
この意識は、スタッフ全体でしっかり共有されていると感じます。
医療体制の強み
インタビュアー:姉ヶ崎どうぶつ病院ならではの強みはどんな点でしょうか?
木村先生:まず、院内で対応できる症例の幅が広いことだと思います。検査機器が揃っているため、より詳細な診断が可能なケースが多く、多くの症例を院内で完結できることは大きな強みです。
ただし、必要と判断した場合には、適切なタイミングで二次診療へ紹介し、その後のフォローまで責任を持って対応することを大切にしています。「最初に関わったからこそ、最後まで向き合う」という姿勢は、姉ヶ崎どうぶつ病院の特徴だと感じています。
部門長として後輩に伝えていること
インタビュアー:部門長として、後輩育成にはどのように関わっていますか?
木村先生:院長の香苗先生が全体の指導方針を示してくださっているので、私は現場でそれを実践に落とし込む役割を担っています。
後輩に伝えているのは、大きく二つです。
一つ目は、治療プランを一つに絞らず、複数の選択肢を用意すること。
「もしこの方法がうまくいかなかったら次はどうするか」まで見据えて説明できるようにしてほしいと伝えています。
二つ目は、鑑別診断を丁寧に行うことです。
症状だけに引っ張られず、食事や誤食、腸の疾患、他臓器の異常など、さまざまな可能性を一つずつ考えていく姿勢を大切にしてほしいと思っています。
例えば下痢なら「食事の内容」「誤食」「腸の疾患」「他臓器の異常」など、多角的に考え、軽症に見えても見逃さない意識を持ってほしいと伝えています。
目指している獣医師像

インタビュアー:今後、どのような獣医師を目指していきたいですか?
木村先生:あらゆる症例において「今この瞬間に何をすべきか」を冷静に判断できる獣医師でありたいです。
応急処置を含めた初期対応や、検査の選択、院内で治療を続けるか紹介に切り替えるかといった判断を、最適なタイミングで行える力をさらに磨いていきたいと思っています。
初期判断は、その後の治療の流れを大きく左右します。最初に診る立場として、その責任を自覚しながら、これからも成長し続けていきたいです。
インタビュアー:初期判断の重みを意識しながら、一つひとつの症例に向き合っていく姿勢がよく伝わってきます。そうした積み重ねが、日々の診療や後輩育成につながっているのですね。本日はありがとうございました。
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