予防・医療
混合ワクチン
当院で使用している混合ワクチンと予防できる感染症
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6種混合ワクチン
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犬ジステンバーウィルス感染症、犬バルボウィルス感染症、犬伝染症肝炎、
犬アデノウィルス2型感染症、犬コロナウィルス感染症、犬バラインフルエンザウィルス感染症
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8種混合ワクチン
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犬ジステンバーウィルス感染症、犬バルボウィルス感染症、犬伝染症肝炎、
犬アデノウィルス2型感染症、犬コロナウィルス感染症、犬バラインフルエンザウィルス感染症
レブトスビラ、カニコーラ、レブトスビラ・イクテロヘモラジー
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10種混合ワクチン
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犬ジステンバーウィルス感染症、犬バルボウィルス感染症、犬伝染症肝炎、
犬アデノウィルス2型感染症、犬コロナウィルス感染症、犬バラインフルエンザウィルス感染症
レブトスビラ、カニコーラ、レブトスビラ・イクテロヘモラジー、レブトスビラ・ボモナ
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3種混合ワクチン
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猫カリシウイルス感染症、猫ウィルス性鼻気管炎、猫汎白血球減少症
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5種混合ワクチン
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猫カリシウイルス感染症、猫ウィルス性鼻気管炎、猫汎白血球減少症
クラミドフィラ・フェリス感染症、猫白血球の持続性ウィルス血症の予防
ワクチンについてご留意いただくこと
♦発情期で出血をしている場合は接種の延期をお願いします。
♦混合ワクチン接種後2〜3日は安静にしてください。
♦残念ながらワクチンは100%安全な薬剤ではありません。
接種後15〜30分では特に重篤な反応が起きることもあります。
また、ご帰宅後にも体調が悪くなることがありますので、
接種当日は特に注意して観察をしてください。
♦混合ワクチンの接種時期は獣医師の指示を守ってください。
ワクチン接種の間隔が空いてしまった場合など、
確実な予防効果が得られないことがあります。
予防をせずに感染してしまった場合、動物の体に様々な不調をきたします。
【接種後のご自宅での注意点】
♦意識がない、または朦朧としている
♦ふらつきがある
♦嘔吐した
♦呼吸が速い
♦粘膜が白い
♦立てない、力が抜ける
♦失禁
♦顔が腫れている…等
フィラリア
フィラリアの予防方法
フィラリアは蚊によって媒介される、犬の心臓に寄生する糸状の寄生虫です。
予防をせずに感染してしまった場合、動物の体に様々な不調をきたします。
【フィラリアの予防方法】
♦月1回の投薬による予防(チュアブル、錠剤、粉、スポットオンタイプ)
♦年1回の予防注射
【予防のポイント】
♦毎年フィラリアの予防前には、必ず検査をしましょう。
♦予防薬は月1回必ず投薬をしてください
♦予防は蚊が出始めてから1ヶ月後から、蚊がいなくなってから1ヶ月後までです。
(年間投与も可能です)
※前年度の予防が不十分・不確実な状態で投薬した場合、重篤なショック症状が起こるため、投薬前には
必ず血液検査が必要です。
※蚊は窓を開けた際に室内に侵入したり、人間に付いて室内に持ち込まれたりします。
蚊に刺される可能性は十分あるため、室内飼いでもl予防をお勧めしています。
※フィラリアは猫の心臓や肺の血管にも寄生し突然死を招くことがわかってきていますので、積極的に予防しましょう。
狂犬病
狂犬病予防接種の方法
狂犬病予防接種は生後91日以上の犬が対象です。毎年1回接種をしてください。
♦混合ワクチン接種後2〜3日は安静にしてください。
♦狂犬病予防接種はお住いの市町村が行う集合注射でも接種可能です。
♦接種当日に発情出血を含め体調がすぐれない場合は、 接種の延期を提案します。
狂犬病予防法による飼い主様の義務
現在お住まいの住所の市町村に、登録。
年1回、狂犬病予防接種をおこなう。
(お住まいが市原市・袖ケ浦市の方は、登録と次年度以降の接種証明書の発行が、当院で可能です。)
よくあるご質問
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予防接種は絶対に受けなければいけないものですか?
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狂犬病予防法という法律によって接種が義務付けられているため、特別な理由(体調不良や、予防接種が出来
ない病気がある等)がない限り、全ての犬に接種をお願いしています。
※やむを得ず接種できない場合は、猶予証明書を発行しています。
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狂犬病ワクチンと混合ワクチンは同時に接種できますか??
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間隔を空けて接種します。
先に狂犬病ワクチンを接種した場合は、1週間後から混合ワクチンの接種が可能です。
先に混合ワクチンを接種した場合は、3週間後から狂犬病ワクチンの接種が可能です。
ノミ
ノミは動物だけでなく人間にも寄生し、吸血をする外部寄生虫です。
ノミの寄生だけで貧血したり、アレルギーを起こしたりすることもあります。
【ノミ予防の方法】
月1回もしくは3ヶ月に1回の投薬による予防を提案しています。
(チュアブル、スポットオンタイプがあります。)
【フィラリアの予防方法】
通年での予防をおすすめしています。
※ノミは気温が13℃あれば繁殖ができます。また卵に関しては、冬季であっても孵化することができます。
冬場でも暖かい室内ではノミも吸血と繁殖を繰り返すため、寒い時期の予防もお勧めしています。
マダニ
マダニは草むらで待ち伏せをし、近くを通った動物に寄生して
吸血をする外部寄生虫です。マダニが動物に感染すると、吸血している
皮膚の部分に痛みが出たり、人にも感染するような様々な病気を伝搬します。
【マダニ予防の方法】
月1回もしくは3ヶ月に1回の投薬による予防を提案しています。
(チュアブル、スポットオンタイプがあります。)
【フィラリアの予防方法】
通年での予防をおすすめしています。
※マダニのピークは年に2回、春と秋です。 昨今話題となっているSFTS(重症熱性血小板減少症候群)はマダ
ニが媒介する ウイルス性疾患です。 マダニから犬猫への感染、猫から人への感染も報告されているため、通
年で予防をすることを強くおすすめします。